人生で大いに役立つ、算数小ネタ4選
こんばんは
「数学は将来何の役に立つの?」という議論はあちらこちらで勃発しますが、それに比べて小学生でならう算数は実に直接的に役に立ちますね!今回は教科書を忘れたお兄さんを追いかけるとき以外にも、知ってて大いに役に立つ算数の小ネタを用意しました!
1.行列の待ち時間はあと何分?
一個目はディズニーでの待ち時間に、さらっと使えるこの小ネタ!前後の列を数えるだけで、行列の待ち時間がわかるのです!
計算式は実に簡単で、
待ち時間 = 前に並んでいる人の数 × 並び始めてからの経過時間 ÷ 後ろに並んでいる人の数
たったこれだけで待ち時間がわかるのです。ちょっと考えてみましょう🤔
どうしてか?
まずはじめに、行列の長さが常に一定であると仮定します。この時、単位時間に人が捌ける人数と、新たに並んでくる人は同じで、その人数は
単位時間に捌ける人数 = 後ろに並んでいる人の人数 ÷ 並んでからの経過時間
となります。
あとは、前に並んでいる人を、単位時間に捌ける人数で割ってやれば求まりますね!
残りの待ち時間 = 前に並んでいる人の人数 ÷ 単位時間に捌ける人数
単純だけど実用性の高い、けれども意外と知らない小ネタですね!
2.借金は何年で倍になる?
続いては、雪だるま式にふくれあがる借金の恐怖!借金が倍になるのは何年くらいかかるのか!
やり方はすごく単純!72を利息の%で割るだけ!
倍になるのにかかる年数 = 72 / 年率(%)
例えば、年率36%の利息で100万円借りたとしましょう。72 / 36 = 2となり、わずか2年で借金が倍になるとわかります。
これは「72の法則」と呼ばれていて、その単純さと実用性の高さから、かのアインシュタインも絶賛したと言われています。
将来の資産計画を立てる上でも使えます。例えば年率5%を見込める投資信託を購入すると、大体72 / 5 = 14,5年くらいで倍になる…といったように考えて将来のおカネのプランを検討したりするのです。
どうしてか?
大学くらいの数学を使うので少し難しいです。 詳しくはWikipediaの記事を参照してください。
3.お酒は残り何mL?
瓶に入った残りのビールの量、知りたくないですか?知りたいですよね?
普通に考えたら、底面積と液体の高さを測って、底面積×高さで求めたいところですが…
実は底面積がわからなくても求めることができるのです!
やり方は簡単で、普通においたときの液体の高さhと、裏返したときの空間の高さkを測っておいて、
液体の量 = 瓶の容量 × h ÷ (h+k)
とすることで求められます!
ちなみにビールの中瓶が633mL、一升瓶が1800mLなので、これらの数値も覚えとくと役立ちます!
どうしてか?
瓶の容量を、液体の体積を、底面積をとすると、
と2通りで表せるので、についてとくと、
となり、元の式に代入して、
となります。底面積を調べずに体積がわかるのは、少し不思議ですね!
もっというととの長さを調べずとも、それらの割合さえわかれば体積がわかるので、目分量でもそれなりの値を求めることができます。
4.花火の打上場までの距離は?
最後は、花火の打上場までの距離を計算してみましょう!加えて方角も調べれば、だいたいどの辺で打ち上げてるのかわかって捗りますね!
数式としては実に単純で、
打ち上げ場までの距離 = 音の到達時間(秒) × 340m × cos(花火の仰角)
で求めることができます!
どうしてか
音は光と比べて遅れて到着するので、その時間差から距離を求めることができます。音速が340m/秒、光速はスゴクハヤイので、1秒遅れるごとに340m遠ざかっている、と求めることができます。
仰角を測る
ついでに仰角を測る方法も覚えておきましょう。
右腕を前に伸ばして、親指が上側に来るように握りこぶしを作ります。その上に左腕で同じくこぶしを作って重ねます。 さらにそれに右腕を重ねて、左腕、右腕、…と繰り返すとだいたい9回で真上に拳が来ると思います。
つまり、こぶし一個でだいたい10度分になるんですね!
例えば、画像のように見たいものが拳一個と二個の中間あたりに来れば、見たいものの仰角は15度くらい、とわかります。
最後に
以上、算数の小ネタ4選を紹介しました。借金以外は、ディズニーで、居酒屋で、花火でと、デート中にも役立ちそうですね!
ここぞとばかりに使って、頭の良さをアッピルしていってください🤗
それでは!